東穀取と関西商取が試験上場申請していたコメ先物だが、各種報道によると上場決定のようだ。JAは相変わらず「先物はわからないから反対」なのだろうが、この問題に限らず、具体的な問題点の指摘もなく情緒的に反対という思考停止はいい加減にして欲しいものだ。
先物市場の影響は中立のはずだが、実際色々なことが起こるのだろう。それを確認するための試験上場なわけで、本来反対する理由はないと思う。ところで当業者(需要側、供給側)はどの程度参加するのだろうか。相対取引が主なコメの売買で、先物市場で特別割高や割安な値段が付かない限り、現物の受け渡しが行われるような気がしない。関西商品取引所で「関西商取コメ指数」を公表しているが、妥当な指数値算出が担保されるならば、受け渡しなしの現金決済取引にした方が一般の投機家は参加しやすいように思う。日本の商品先物取引の最大の問題点は流動性なのだから、できるだけ個人投機家が参加しやすい設計にした方がよかったのではないか。
一番懸念されるのは、取引所の市場管理だろう。期近に妙な筋が買い居座って現物を受ける構えを見せた場合「いや、買いたいっていうから」で黙認は止めて欲しいものだ。恐らく8月限とかで「ヒネの捨て場だ」と考えて場違い筋が売り込んだら、突然受ける構えを見せる人が出てくるだろう。特に東穀取の市場管理には不信感があり、そもそも取引所の運営などできる人たちではないと思っている。どうせならコメ先物で騒動が起こり、農水省が責められ監督権限を剥奪されれば、それはそれで一歩前進かも知れないが。
それと以前書いたが、外務員は小規模な農家を当業者扱いして勧誘するのは止めてね。
