2011年4月18日月曜日

米国の投資用不動産リターンは好調


 現在米国の住宅価格は弱いわけだが、投資用不動産に関しては順調に回復している。The National Council of Real Estate Investment Fiduciaries (NCREIF) という協会が四半期ごとにトータル・リターン(インカム収益+評価額変動)を指数化して発表している。グラフにタイプ別のリターン推移を示す。2010年Q4の全体ではインカム:1.60%、評価額変動:3.20%である。対象物件数は6,175、総資産額は247,074(百万ドル)となっている。賃貸需要が強いためかアパートのリターンが高い。
 NCRIFは、投資用の農地や森林に関するリターンも発表している。この分野は全く知識がなくよくわからないが、Q4にリターンが高くなるのはインカム収益がこの時点で入ってくるからだろうか?森林は新築住宅着工が振るわないためかリターンがマイナスである。農地はリーマン後もリターンがプラスを維持するなど安定しているが、フルエクイティの長期投資といった性格の資金が投資する対象なのだろう。最近は農地投資が注目されてきており、市場参加者の特性が変わればボラティリティも大きくなるのかも知れないが、いまのところ安定したリターンで魅力的に見える。