原油価格だが、北アフリカ民主化運動がサウジアラビアに「感染」しなければそんなにひどい事にはならない雰囲気だ。ではその可能性はあるか?「サウジアラビアは専制君主国であり、民主化運動による混乱で原油生産に支障が出る可能性も」という話を聞くと、個人的には「何を言っているんだ」という感想なのだが、当方もそんなに深い知識があるわけではないので最近の情勢を確認してみる。ジェトロのリヤド駐在員の報告を読むと同様の意見だ。
サウジアラビアは若年層が厚い国だが、その若者もアブダッラー国王を尊敬している、と少し前のRFI(ラジオフランスインターナショナル)で伝えていたけど、以下の解説(三井物産戦略研究所の榊原氏による)を読んでも同じだ。アブダッラー国王は専制君主であるが独裁者ではない。国民の尊敬を集めていると。
先日帰国した国王はこれを機会に「180,000名のテンポラリー雇用者を正規公務員に」などの指令を出している。
また国王が高齢で、何かあった場合に後継者問題で混乱、という可能性もほとんどないようだ(榊原氏の解説参照)。
UKメディア経由の情報で中東情勢を判断する向きも多いと思うけれど、中東と欧州大陸関連は妙なバイアスがかかっていることもあるので当方あまり信用していない。ただ万が一サウジアラビアで混乱が起こった場合その影響は甚大で、原油高騰によりリセッション確定になるのでそれなりの覚悟は必要なんだけどね。
☆榊原氏の解説
