2011年2月17日木曜日

Keystone Pipeline PhaseⅡが開通


 いわゆるWTI原油の受け渡し地点で有名なオクラホマ州Cushingへ新しいパイプラインが開通し、2月8日から稼働開始した。Keystone Pipelineは地図のように、カナダの原油をガルフまで輸送するのが最終目標らしいが、このたびネブラスカ州Steel CityからCushingへのPheseⅡができた。
 現在アメリカ国内の原油および石油製品の在庫は相変わらず高水準である。そろそろ製油所の定修も始まる時期でもあり、さらに新パイプライン開通ということで、原油の渡し物は豊富。NYMEX定期市場の当限は弱いはずだ。金融要因などで上がるとすれば2番限以降だろうが、当限との鞘が開くと当限買い2番売りのスプレッド取引が入る。当限の買いは現受して2番が当限に回ったら渡せば、保管料を引いてもほぼ確実に利益になる。
 このような受け渡しがらみの要因があるので、原油に関して金融要因に注目するならばブレントの当限値段を見たほうがよいと思うのだが、一般的なレポートにはなぜかWTIの当限繋ぎチャートばかり掲載されている。